相談できるところを知っておく

高齢になってくると、誰しも健康に対する不安を抱えるものです。
現在は誰の手も借りることなく自立した生活を送っていても、いつその日がやってくるか分からないという「不安」は年齢が高くなるにつれて募ってくるものではないでしょうか。では不安になった時、誰に相談すれば良いのでしょうか。また、どこに相談に行けば良いのでしょうか。

家族内で話が出来るうちは良いのですが、出来れば早いうちから専門家の意見を取り入れる方が、より自立した生活を維持することが出来るのです。

その為に各区市町村には地域包括支援センターが設置されています。ここには看護師資格を有した保健師が働いています。自治体で働きたい看護師は、ハローワークや広報誌でみつけることができます。看護師の求人サイトではみつからないと思います。これまで培ってきたスキルを、お年寄りのために活かしていこう、もっと家庭内に踏み込んだ活動をしたいという方にピッタリかもしれません。

保健師の仕事は、地域住民が出来るだけ健康的な日常を送ることが出来るように、いろいろな情報を発信し、また手助けをします。今現在は日常生活が出来るが、運動面に不安がある人を対象にした運動機能向上の教室を開催したり、食べ物や飲み物を飲みこむのがスムーズに出来なくなっている人には口腔機能向上の教室を開催して、機能の低下を防ぎ、また各機能の向上をさせる狙いがあります。また、自立した生活を送っている人にも、今後も出来うる限り自立した生活を送れるように啓発運動をしていることもあります。

高齢者の中には、高血圧・糖尿病を永年抱えている患者さんが多いですね。ダイエットという言葉が高齢者には似合わないのですが、家にいると運動しない、お菓子を食べるというかつての私のように太ってしまう方が多い。もしも保健師になる機会があれば、自身の体験談をリアルに話せて指導に活かせるのでは?と思い描いてしまいました。

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